映画 潜伏

映画「潜伏」

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モチーフはあの信者?映画・潜伏 SENPUKUの評価

モチーフとなったのがオウム真理教の信者

 

『2013年、あの衝撃の事件が映画になる!』というキャッチコピーが印象的な映画『潜伏 SENPUKU』。その衝撃の事件とは、地下鉄サリン事件です。この時、オウム真理教の信者だった菊池直子の逃亡生活を描いたのが『潜伏 SENPUKU』です。キャッチコピーで『2013年の○○』と使われたのはそのため。冒頭のキャッチコピー以外にも、『2013年、究極の愛情物語が生まれる!』というのもあります。

 

逃亡者であった元オウム真理教の信者であった菊池直子の、同居男性との出会いや別れなどを描いたドキュメンタリータッチの映画になります。この同居男性は、逃亡していた菊池直子をかくまい続けた人物。そんな彼との出会いや別れは、リアリティーがあり深く心に響きます。

 

出演は、お笑い芸人のなだぎ武、そして『さまちゃれ、泣かないで、マンドリン』や『愛と憎しみの河』などに出演してきたⅦ女優の土屋貴子。映画での2人は、一方は介護ヘルパーとして施設で働き、もう一方は職場で内装工をしていました。2人が知り合い、やがて同居するようになりますが、出会った当初は彼のほうはまだ彼女が元オウム真理教の信者だとは知りません。しかし、かつて自分がオウム真理教の信者であることを告げ、指名手配中の逃亡犯であることを明かします。

 

どこまで共感していいのか分からなくなる、観る側も葛藤する作品です。何せ主人公は地下鉄サリ事件に関わった指名手配中の逃亡犯ですから。

 

この映画の見どころとは?

 

この映画は、単に元オウム真理教の信者の17年間の逃亡劇を描いた作品ではありません。その中は、ほとんどが彼女と彼の愛情物語です。ドキュメンタリータッチというのも、いろんなことを考えさせられる要因なのでしょう。2013年に公開されていますが、現在も各レンタルショップで人気のある作品です。

 

また、2人の演技にも注目です。いろんなことを器用にこなすお笑い芸人のなだぎ武に、ベテラン女優の土屋貴子。この2人の組み合わせも、映画の良さを引き出しています。もちろん、見どころは2人だけではありません。波子(土屋貴子)とペアを組み、一緒に逃亡する難しい役どころを演じたのは祖父に東野栄治郎を持つミュージシャンの東野克。他にも、ほんこんや下條アトムなど、実力派がぎっしり揃っています。

 

オウム真理教信者の逃亡劇ですから、決して爽やかな作品ではありません。しかし、映画を観ながらいろんなことを感じるのは間違いありません。